MacBook Airのパスワード変更は「どのパスワードか」で手順が変わる
「MacBook Airのパスワードを変えたい」と検索したとき、実は変更したいパスワードは1つではありません。大きく分けると、ログインパスワード(ユーザーアカウントのパスワード)、Apple Account(旧Apple ID)のパスワード、そして管理者パスワードの3種類があります。この違いを最初に押さえておくと、設定画面のどこを開けばよいか迷わずに済みます。
結論から言うと、MacBook Airを起動してデスクトップに入るときに入力しているパスワードは「ログインパスワード」です。これは「システム設定」→「ユーザとグループ」から変更できます。一方、App StoreやiCloudのサインインに使うのはApple Accountのパスワードで、こちらはシステム設定の「Apple Account」またはWebのアカウント管理ページから変更します。管理者パスワードは、ソフトウェアのインストールや設定変更のたびに求められる、管理者権限を持つユーザーのログインパスワードと基本的に同じものです。
この記事では、MacBook Air M3やMacBook Air M2
、MacBook Air M1
など、macOS Sonoma以降を搭載したモデルを中心に、パスワード変更の具体的な手順を整理します。IntelモデルのMacBook Air 2020
などでも基本の考え方は同じです。
macbookairパスワード変更の前に確認したい3つのパスワードの違い
まずは用語を整理しましょう。混同しやすいポイントなので、ここで一度立ち止まってください。
ログインパスワード(ユーザーアカウント)
Macの起動時やスリープ復帰時、画面ロック解除時に入力するパスワードです。Mac本体に保存されている情報で、変更すると次回起動時から新しいパスワードが必要になります。Touch ID搭載モデルでも、再起動後はこのパスワードを求められます。
Apple Account(旧Apple ID)のパスワード
iCloud、App Store、Apple Music、iMessageなどのAppleサービス全体で使うアカウントのパスワードです。Macのログインパスワードとは別物で、変更するとiPhoneやiPadなど他のApple製デバイスでも新しいパスワードでのサインインが必要になります。
管理者パスワード
「管理者」権限を持つユーザーアカウントのログインパスワードを指します。アプリのインストール時やシステム設定の変更時に「変更を許可するにはパスワードを入力してください」と表示されたときに入れるのはこれです。標準ユーザーとして使っている場合は、管理者ユーザーのパスワードを別途入力することになります。
なお、MacBook Pro 14インチやMacBook Pro 16インチ
でも同じ用語を使いますので、Mac全般に共通する知識として覚えておくと便利です。
ログインパスワードを変更する手順(macOS Sonoma以降)
ここが最も需要の多い手順です。MacBook Air M3など最新モデルでは、以下の流れで変更できます。
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」を開きます。
- サイドバーの「ユーザとグループ」をクリックします。
- 右側に表示される自分のユーザー名の横にある「パスワードを変更」をクリックします。
- 現在のパスワードを入力し、新しいパスワードを2回入力します。
- 必要に応じて「パスワードのヒント」を入力し、「パスワードを変更」をクリックします。
macOS Ventura以前の場合は「システム環境設定」→「ユーザとグループ」→「パスワードを変更」という名称になります。手順の考え方は同じです。
新しいパスワードは、Appleのガイドラインでは英数字や記号を組み合わせた8文字以上が推奨されています。ただし、あまり複雑にしすぎると入力ミスが増えるため、自分が覚えやすい規則性を持たせるのが現実的です。
Apple Account(旧Apple ID)のパスワードを変更する手順
iCloudにサインインできなくなった、App Storeで購入時にエラーが出る、といった場合はApple Account側の変更が必要です。
- 「システム設定」を開き、最上部の自分の名前(Apple Account)をクリックします。
- 「サインインとセキュリティ」を選択します。
- 「パスワードを変更」をクリックします。
- 画面の指示に従い、現在のパスワードと新しいパスワードを入力します。
- 二ファクタ認証を設定している場合は、信頼済みデバイスに届く確認コードを入力します。
Webブラウザから変更する場合は、Appleのアカウント管理ページにサインインして「サインインとセキュリティ」から変更できます。変更後は、iPhone 15やiPad Air
など他のデバイスでも再サインインが必要になる点に注意してください。
管理者パスワードが分からないときの対処法
「変更を許可するにはパスワードを入力」と表示されて先に進めない場合、入力すべきは管理者ユーザーのログインパスワードです。自分が管理者アカウントでログインしているなら、それは自分のログインパスワードと同じです。
家族で共有していて管理者が別にいる場合は、その人にパスワードを確認しましょう。どうしても分からない場合は、Apple公式サポートの「Macの管理者パスワードをリセットする」手順を参照するか、Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談するのが安全です。非公式なツールでリセットしようとすると、データ損失やセキュリティ上のリスクにつながる可能性があります。
なお、MacBook Air M2のようにTouch IDを搭載していても、管理者パスワードの代わりに指紋認証で済む場面と、パスワード入力が必要な場面があります。すべての操作をTouch IDで代替できるわけではないと覚えておきましょう。
パスワード変更時につまずきやすい注意点
キーチェーンアクセスの扱い
ログインパスワードを変更すると、macOSの「キーチェーン」に保存されたWi-FiパスワードやWebサイトのログイン情報が、新しいパスワードでロック解除されない場合があります。その場合は「キーチェーンアクセス」アプリを開き、ログインキーチェーンのパスワードを更新します。
FileVaultとバックアップ
FileVaultを有効にしている場合、ログインパスワードの変更後に再起動すると、復旧キーやiCloud経由の解除が必要になることがあります。変更前にTime Machineでバックアップを取っておくと安心です。外付けSSDを使ったバックアップには、Samsung T7 SSDのようなポータブルSSDが便利です。
他のApple製デバイスへの影響
Apple Accountのパスワードを変えると、Apple Watch Series 9やAirPods Pro
など、同じアカウントで連携しているデバイスでも再認証が求められることがあります。落ち着いて1台ずつサインインし直せば問題ありません。
変更後にやっておきたいセキュリティ設定
パスワードを変更したら、あわせて以下の設定も見直しておくと安心です。
- 二ファクタ認証が有効になっているか
- 信頼済みデバイスの一覧に覚えのない端末がないか
- 「画面ロック」の開始までの時間が適切か
- 「緊急時にリセット」などの復旧手段が使えるか
特に中古でMacBook Air M1を購入した場合は、前の所有者のApple Accountが残っていないか、初期化が正しく行われているかを確認しましょう。設定画面のApple Accountに自分のアカウントだけが表示されていれば問題ありません。
macbookairパスワード変更をスムーズに終えるためのまとめ
MacBook Airのパスワード変更は、変更したいパスワードの種類を最初に特定するのが最大のポイントです。ログインパスワードなら「システム設定」→「ユーザとグループ」、Apple Accountなら「システム設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」、管理者パスワードは管理者ユーザーのログインパスワードと理解しておけば、設定画面で迷う時間を大幅に減らせます。
変更前のバックアップ、変更後のキーチェーン確認、他デバイスの再サインインまで含めて一連の作業と捉えておくと、思わぬトラブルを避けられます。どうしても自力で解決できない場合は、Apple公式サポートや正規サービスプロバイダに相談するのが確実です。落ち着いて手順を1つずつ進めれば、MacBook Air M3でもMacBook Air 2020
でも同じ流れで対応できます。

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