MacBook Air M1の初期化は「データ消去」と「macOS再インストール」の2段階
結論から言うと、MacBook Air M1の初期化は、これまでのIntel Macとは手順が異なります。M1チップ搭載モデルでは、内蔵SSDそのものを暗号化解除して完全に消去する「消去アシスタント」を使うのが基本ルートです。そのうえで必要に応じてmacOSを再インストールし、初期設定画面まで戻します。売却・下取り・人に譲るときは、この2段階を必ずセットで行いましょう。
この記事では、MacBook Air M1を手放す前に知っておきたい初期化の流れ、バックアップの取り方、つまずきやすいポイント、周辺機器の準備までを順番に解説します。読み終わるころには、自分で安全に初期化を完了できるイメージが持てるはずです。
macbookairm1 初期化の前に必ずやるべき準備
初期化は「消してから考える」では取り返しがつきません。まずは必要なデータを逃さない準備から始めましょう。
1. 必要なデータをバックアップする
写真や書類、メモ、ブラウザのブックマークなど、残したいものはすべて外部に退避させます。方法は大きく3つです。
- 外付けSSDやHDDにコピーする:Samsung T7 Portable SSD
のようなUSB-C接続のポータブルSSDが扱いやすいです。
- クラウドにアップロードする:iCloud+
のストレージを一時的に増やすのも手です。
- Time Machineを使う:SanDisk Extreme Portable SSD
などを接続して丸ごとバックアップします。
特にSanDisk Extreme Portable SSDは容量あたりの価格がこなれていて、初めてのバックアップ用に向いています。
2. Apple IDからサインアウトする
「システム設定」→「Apple ID」→一番下の「サインアウト」を選びます。ここを飛ばすと、次に使う人がアクティベーションロックで詰まる可能性があります。iCloud、App Store、iMessage、FaceTimeの連携もここで解除されます。
3. 「探す」をオフにする
「探す」が有効なままだと、初期化後もApple IDに紐づいたロックが残ることがあります。サインアウトの際に「探す」もオフにするか、システム設定の「Apple ID」→「探す」から先に無効化しておきましょう。
4. Bluetooth機器のペアリングを解除する
AirPods ProやMagic Keyboard
、Magic Mouse
などを使っていた場合は、新しい持ち主に引き継がないようペアリングを解除します。設定を開いて「Bluetooth」から各機器の「i」をクリックし、「デバイスを忘れる」を選びます。
MacBook Air M1の初期化手順を順番に解説
ここからが本題です。M1モデルは起動ディスクの消去方法が独特なので、流れを頭に入れてから作業してください。
ステップ1:macOSを最新にしておく
初期化前にシステム設定の「一般」→「ソフトウェアアップデート」で最新版にしておくと、再インストール時のトラブルが減ります。時間がかかるので、電源に接続した状態で行いましょう。
ステップ2:消去アシスタントを起動する
Appleメニューから「システム設定」→「一般」→「転送またはリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます。これがM1以降の標準的な初期化ルートです。管理者パスワードを求められるので入力します。
消去アシスタントが使えない場合は、後述のリカバリモードからディスクユーティリティで消去する方法に切り替えます。
ステップ3:消去が完了するまで待つ
数分から十数分かかることがあります。途中で電源を切ったりフタを閉じたりしないでください。完了すると自動的に再起動し、初期設定画面(言語選択)が表示されます。
ステップ4:必要ならmacOSを再インストールする
消去アシスタントを使った場合、macOSはそのまま残っていることが多いです。ただし「ディスクユーティリティ」で完全に消去した場合は、リカバリモードからmacOSを再インストールする必要があります。Wi-Fi接続が必要なので、安定した回線を用意しましょう。
ステップ5:初期設定画面で電源を切る
「こんにちは」の画面が出たら、そこで電源を切ってOKです。次の持ち主が自分のApple IDで設定を進められます。
リカバリモードから消去する場合の手順
消去アシスタントがうまく動かない、macOSをクリーンにしたいという場合は、リカバリモードを使います。
- 電源を切り、電源ボタンを長押しして「起動オプションを読み込んでいます」が出るまで待つ。
- 「オプション」→「続ける」でリカバリモードに入る。
- 「ディスクユーティリティ」→「表示」→「すべてのデバイスを表示」を選ぶ。
- 「Apple SSD」または「Macintosh HD」を選び、「消去」を実行。フォーマットは「APFS」、方式は「GUIDパーティションマップ」を選ぶ。
- 消去後、リカバリモードのメニューから「macOSを再インストール」を選ぶ。
この作業中はAnker USB-C ハブなどで有線LANや電源を確保しておくと安心です。
初期化でよくあるつまずきと対処法
Apple IDのサインアウトができない
「探す」がオンになっているとサインアウトできないことがあります。先に「探す」をオフにしてから再度試してください。それでもだめならネットワーク接続を確認します。
アクティベーションロックがかかっている
中古で買った個体や、家族から譲り受けた場合は、前の持ち主のApple IDでロックが残っていることがあります。その場合は前の持ち主にApple IDとパスワードを入力してもらう必要があります。自分では解除できないので注意しましょう。
再インストール中にエラーが出る
Wi-Fiが不安定だと失敗しやすいです。可能ならAnker PowerLine III USB-C & USB-C ケーブルなどで有線接続するか、ルーターの近くで作業しましょう。日時設定がずれているとインストールに失敗することもあるので、ターミナルから日時を合わせる方法も知っておくと役立ちます。
初期化後は何をする?売却・譲渡・再利用の判断
初期化が終わったら、そのまま売るのか、自分で再セットアップするのかを決めます。
- 売却・下取り:メルカリや買取サービスに出す場合は、初期設定画面のまま梱包するのが基本です。エレコム ノートPC ケース
などに入れて傷を防ぎましょう。
- 譲渡:親族や友人に渡す場合も、初期設定画面で渡すのが親切です。
- 再利用:自分で使い続けるなら、Apple IDで再サインインし、バックアップから復元します。
なお、MacBook Air M2など新しいモデルに買い替える場合も、旧機種の初期化は同じ流れで行えます。
初期化と合わせて確認したい周辺機器・アクセサリ
初期化後の再セットアップや、新しい環境づくりに役立つアイテムも紹介します。
- Anker 735 Charger (Nano II 65W)
:純正より小さく、持ち運びに便利な充電器です。
- UGREEN USB-C to USB-C ケーブル
:充電とデータ転送を兼ねたいときに。
- エレコム 液晶保護フィルム
:譲渡前の画面保護に。
- サンワサプライ ノートPCスタンド
:再セットアップ中の作業姿勢を整えます。
これらは必須ではありませんが、あると初期化後の作業がスムーズになります。
macbookairm1 初期化で押さえておきたい注意点
最後に、トラブルを避けるための注意点をまとめます。
- バックアップは「取ったつもり」ではなく、復元テストまで行う。
- Apple IDのサインアウトと「探す」のオフを忘れない。
- 作業中は電源に接続し、スリープさせない。
- 中古購入品はアクティベーションロックの有無を事前に確認する。
- 法人や学校の管理下にある端末は、管理者の指示に従う。
これらを守れば、MacBook Air M1の初期化は難しくありません。手順を一つずつ確認しながら進めてください。
まとめ:macbookairm1 初期化は準備と手順の確認が9割
MacBook Air M1の初期化は、バックアップ→サインアウト→消去アシスタント→必要なら再インストールという流れです。特にM1以降は「消去アシスタント」が使えるため、Intel Macより簡単になっています。とはいえ、Apple IDや「探す」の扱いを間違えると、あとで困るのも事実です。
この記事で紹介したSamsung T7 Portable SSDやAnker 735 Charger (Nano II 65W)
などを活用しながら、安全に初期化を終わらせてください。売却・譲渡・再利用のどの目的でも、基本の流れは同じです。落ち着いて一つずつ進めれば大丈夫です。

コメント