MacBook Pro A1707とは何か、結論からお伝えします
MacBook Pro A1707は、Appleが2016年から2017年にかけて販売した15インチMacBook Proの筐体型番です。正確には「A1707」はモデル番号(Model Number)で、本体底面に刻印されています。つまり、A1707は製品そのものの名前ではなく、15インチのTouch Bar搭載MacBook Proを指す識別子なんですね。
「MacBook Pro A1707 とは何か」と検索してたどり着く方は、おそらく中古市場でこの型番を見かけて、買うべきか迷っているのではないでしょうか。結論を先に言うと、A1707は現行のAppleシリコン搭載モデルと比べると性能・バッテリー・将来性の面で見劣りします。ただし、価格を抑えてmacOS環境を手に入れたい、特定の用途に割り切って使いたいという人には選択肢になりえます。
この記事では、A1707の基本情報、メリットとデメリット、購入時の注意点、そして比較対象となる周辺モデルまでを順番に整理していきます。読み終わるころには、自分にとってA1707が向いているのかどうか判断できるはずです。
MacBook Pro A1707の基本スペックと位置づけ
A1707は15インチモデルに割り当てられた型番で、13インチモデルはA1706、Touch Bar非搭載の13インチはA1708という別の型番になっています。ここを混同している人も多いので、まずは整理しておきましょう。
A1707に該当するのは、2016年モデルと2017年モデルの15インチMacBook Proです。どちらもTouch BarとTouch IDを搭載し、Thunderbolt 3(USB-C)ポートを4基備えているのが特徴です。従来のMagSafeやUSB-Aポートは廃止され、接続には変換アダプタが必要になりました。
2016年モデルと2017年モデルの違いは主にプロセッサ世代と内蔵GPUです。2017年モデルは第7世代Intel Coreプロセッサを搭載し、2016年モデルより処理性能が向上しています。中古で選ぶなら、価格差が小さい場合は2017年モデルを狙うほうが無難です。
なお、同じ15インチでも2018年以降は型番がA1990に変わり、CPUコア数も6コアへ増えています。A1707を検討する際は、予算が許すならA1990以降も視野に入れて比較してみてください。
MacBook Pro A1707を選ぶメリット
まず挙げられるのは、現行モデルより安く入手しやすい点です。中古市場では年式が古いぶん価格が下がっており、予算を抑えて15インチの大画面MacBook Proを使いたい人には魅力的に映ります。
次に、Intelプロセッサ搭載モデルならではの互換性があります。古い周辺機器やWindows環境との連携、特定のIntel向けアプリケーションを動かしたい場合、Appleシリコン搭載モデルでは制約が出ることがあります。そうした事情がある人にとっては、A1707が現実的な選択肢になります。
また、Retinaディスプレイの美しさや、Touch Barによる操作の幅広さも魅力です。キーボードやトラックパッドの操作感を重視する人には、十分満足できる作りになっています。
さらに、Thunderbolt 3ポートが4基あるため、外部ディスプレイや高速ストレージを接続する拡張性は高いです。ただし、そのぶんケーブルやハブの準備が必要になる点は覚えておきましょう。
MacBook Pro A1707のデメリットと注意点
最初に理解しておきたいのが、A1707はすでにAppleの正規販売ラインから外れた旧モデルだという点です。最新のmacOSアップデート対応が将来終了する可能性があり、セキュリティ面でも長期的な安心は保証できません。
バッテリーの劣化も大きな注意点です。中古個体は充放電回数が多かったり、膨張していたりすることがあります。購入前にバッテリー状態を確認し、必要なら交換費用を見込んでおきましょう。
キーボードの不具合も見逃せません。2016年・2017年モデルにはバタフライキーボードが採用されており、キーの引っかかりや反応不良が報告されています。Appleは無償修理プログラムを実施していましたが、対象期間は終了している可能性が高いです。中古で買う場合は、実際にキー入力を試すか、返品保証のある販売店を選ぶのが安全です。
ポート類の少なさもデメリットです。USB-AやHDMI、SDカードスロットを使いたいなら、変換アダプタやドッキングステーションを別途用意する必要があります。結果として、本体価格が安くてもトータルコストが上がることがあります。
修理のしやすさも考慮しておきましょう。A1707は内部パーツが接着されていたり、SSDが基板直付けだったりするため、自分で交換・増設するのは現実的ではありません。修理はApple正規サービスプロバイダや信頼できる修理店に相談することになります。
MacBook Pro A1707と他のモデルを比較する
比較の軸は、予算・用途・将来性の3つです。まず予算を決め、その範囲でどの型番が買えるかを確認するのが効率的です。
13インチで軽さを優先するならA1706やA1708が候補になります。ただし画面が小さくなるぶん、動画編集や複数ウィンドウでの作業は窮屈に感じるかもしれません。
性能を重視するなら、6コアCPUのA1990以降、あるいはAppleシリコン搭載の現行MacBook Proが有力です。特にAppleシリコン搭載モデルは電力効率が高く、バッテリー駆動時間も長くなっています。価格は上がりますが、長く使う前提なら結果的に満足度が高いことが多いです。
周辺機器をそろえる前提で考えるなら、Anker USB-C ハブのようなドッキングステーションを一緒に検討すると、ポート不足を補えます。また、外部ストレージとしてSamsung T7 SSD
のようなポータブルSSDを用意しておくと、データの持ち運びが楽になります。
バッテリー持ちを改善したいなら、Anker PowerCoreのような大容量モバイルバッテリーも選択肢です。ただし、MacBook Proをフル充電するには出力の大きいモデルを選ぶ必要があります。
MacBook Pro A1707を購入するときのチェックリスト
中古でA1707を買うときは、次の点を順番に確認してください。
1つ目は型番と年式です。底面の刻印がA1707であることを確認し、システム情報でモデル年を照合しましょう。2016年か2017年かで価値が変わります。
2つ目はバッテリーの状態です。「システム情報」の電源項目で、充放電回数と最大容量を確認します。回数が500回を超えている場合は、交換を前提に考えたほうがいいでしょう。
3つ目はキーボードとトラックパッドの動作です。すべてのキーを実際に押し、反応の悪いキーがないか確かめます。可能ならキーボードカバーを併用して、ほこりの侵入を防ぐのも一案です。
4つ目は画面の状態です。傷、ムラ、焼き付き、輝度ムラがないかを確認します。Retinaディスプレイは修理費用が高額になりやすいため、慎重に見てください。
5つ目はポート類です。Thunderbolt 3ポート4基すべてで充電・データ転送ができるかを試します。ここに不具合があると、修理に出す必要が出てきます。
6つ目は付属品です。純正充電器やケーブルが付いているかで、実質的なコストが変わります。純正品がなければApple 96W USB-C 電源アダプタなどを別途購入することになります。
7つ目は返品保証と保証期間です。個人間取引よりも、一定期間の返品保証がある販売店のほうが安心です。保証内容は必ず購入前に確認しましょう。
MacBook Pro A1707に向いている人・向いていない人
向いているのは、予算を抑えて15インチMacBook Proを使いたい人、Intel環境が必要な人、サブ機として割り切って使える人です。動画視聴や文書作成、軽めの写真編集など、負荷の低い用途なら十分実用的です。
一方、向いていないのは、最新OSを長く使い続けたい人、バッテリー駆動時間を重視する人、修理リスクを避けたい人です。こうした人は、無理にA1707を選ばず、予算を上げて新しいモデルを検討したほうが後悔が少なくなります。
また、動画編集や3D制作など高負荷な作業を日常的に行うなら、A1707では力不足を感じる場面が増えます。処理速度や発熱が気になる場合は、より新しい世代を選びましょう。
周辺機器を充実させたい人は、Logicool MX Master 3Sのようなマウスや、HHKB Professional HYBRID
のような外部キーボードを組み合わせると、作業環境が快適になります。デスクで使うならLG 27インチ 4Kモニター
を接続するのもおすすめです。
MacBook Pro A1707のよくある質問
Q. A1707は何インチですか?
A. 15インチモデルの型番です。13インチはA1706またはA1708になります。
Q. A1707はまだ使えますか?
A. 用途によります。軽い作業なら使えますが、最新OS対応やセキュリティ面を考えると、長期的な利用は推奨しにくいです。
Q. A1707のバッテリー交換はできますか?
A. 自分で交換するのは難しく、修理店に依頼するのが一般的です。費用と期間を事前に見積もりましょう。
Q. A1707にWindowsは入れられますか?
A. Boot Campを利用できる可能性がありますが、対応状況はmacOSのバージョンやモデルによって異なります。導入前に最新の公式情報を確認してください。
Q. A1707のSSDは増設できますか?
A. 基板直付けのため、自分で交換・増設するのは現実的ではありません。容量が足りない場合は外部SSDを活用しましょう。
まとめ:MacBook Pro A1707は目的次第で有力な選択肢になる
MacBook Pro A1707は、2016年・2017年の15インチMacBook Proを示す型番です。安価に大画面MacBook Proを手に入れたい人には魅力がありますが、バッテリー劣化、キーボード不具合、ポート不足、将来のOS対応終了といった注意点も抱えています。
購入を検討するなら、型番と年式、バッテリー状態、キーボード、画面、ポート、付属品、保証の7点を必ず確認してください。そして、自分の用途と予算に照らして、A1707が本当に最適なのかを比較しましょう。周辺機器を含めた総額で判断することが、後悔しない買い物への近道です。

コメント